年 月 日 出 典 標 題 要 旨 2017.12.21 東京新聞インターネット 米、ウクライナに武器供与を承認 トランプ政権が方針転換 <1801-122101> Washington Postが20日、トランプ米政権が親露派武装勢力との紛争が続くウクライナに対し、戦火拡大を懸 念して武器供与を控えたオバマ前政権からの方針転換して、殺傷力のある武器の供与を承認したと報じた。 承認されたのは狙撃銃や弾薬などで$41.5M相当で、ウクライナ政府から要請されているATGMなど 重火器供与の承認には踏み切っていないという。 2017.11.20 Stars & Stripes Trump is urged to OK sale of $50 million in weapons to Ukraine <1712-112006> 米政府の安全保障担当者は、Javelin ATMを含む殺傷性武器$50Mのウクライナへの売却 を強く求めているが、プーチン大統領との軋轢を避けたいトランプ大統領はなかなか承認しない。 議会及び国務省筋は20日、NSCの後押しも受けていることを明らかにした。 2017.10.09 Stars & Stripes Turkey's Erdogan supports Ukraine over Crimea <1711-100904> ウクライナを訪問中のトルコのエルドアン大統領が9日、ロシアのクリミア併合を認めないとの立場を明らかに する共に、クリミアのタタール人を兄弟して、今後もタタール人の支援を続けると述べた。 2017.10.06 Jane's 360 Russian forces ‘now 11,000 strong in the Donbass’ <1711-100602> ウクライナ軍検事総長が2日にTVで、ロシアが3,000名の正規軍を含む11,000名の兵力 をDonbass地域に展開していると述べた。 【Donbass の位置 (Google Map)】 それによると3,000名の正規軍は2個大隊からなり、200両のMBT、 400両のAPC、140門の砲、及び最新式のSAMを装備しているという。 更に民兵は650両のMBT、1,310両のAPC、500門の砲、260両の MRL、100個システムのSAMを装備している。 2017.09.24 産経新聞インターネット カナダ首相、ウクライナに武器供与検討 ロシアは警戒 <1710-092404 カナダのトルドー首相が22日、同国を訪問中のウクライナのポロシェンコ大統領と会談したのちの共同記者会 見で、親露派武装勢力との紛争が続くウクライナに殺傷性のある武器の供与を検討していると明らかにした。 これまで国外からウクライナへの殺傷性のある武器の供与は行われていないとされており、ロシアは警戒している。 2017.09.20 NHKニュース NATO ウクライナと合同軍事演習 ロシアをけん制 <1710-092001> ウクライナ情勢をめぐって欧米と対立するロシアは、ベラルーシとともに4年に1度の大規模合同演習を行っていて、欧米側は演習の規模や内容が不透明だとして 警戒を強めているなか、米英などNATO加盟国とウクライナの合わせて15ヵ国が今月8日 からウクライナ西部のリビウ州で合同演習を行っていて、19日にその様子が公開された。 演習には過去最大の2,500名が参加していて、米軍とウクライナ軍の軍用車両が共同で展開する訓練や、負傷者をヘリコプタで救急搬送 する訓練などが行われた。 2017.08.16 NHKニュース ウクライナで製造のロケットエンジンを北朝鮮に提供か <1709-081601> IISSのロケット技術専門家が14日に、北朝鮮の火星-14 ICBMなどでソ連製エンジン の改良型が使われている可能性が高いという分析結果を発表し、このエンジンがウクライナの工場から闇市場を通じて北朝鮮に流れ、北朝鮮がICBM技術を急速に進展 させた可能性があると指摘していることについてウクライナは15日、ウクライナで2001年まで製造しロシアに供給したエンジンはすべてロケットに使用されたと述べ 、北朝鮮との友好的な関係を考えるとロシアにはロケットやエンジンなどを提供する理由があるだろうと、ロシアが北朝鮮にエンジンを 提供した疑いがあるという見方を示した。 2017.08.15 Yahoo 時事通信記事 「ウクライナからエンジン流出か=北朝鮮 ICBM が搭載―米紙」 <1709-081501> New York Times紙が14日、英国際戦略研究所(IISS)のミサイル専門家などの分析 に基づき、北朝鮮が発射したICBMは非合法に入手した旧ソ連製エンジンの改良型を搭載していた可能性が高いと報 じた。 専門家らは、ウクライナ中部ドニプロ(旧ドニエプロペトロフスク)にある工場を流出元とみているとい う。 北朝鮮のミサイル技術が予想を上回るペースで向上した背景には、闇ルートを通じた国外からの高性能エンジン調達があったことになる。 IISSの専門家は発射画像の分析から、北朝鮮の火星-12 IRBMと火星-14 ICBMは旧ソ連の液体燃料エンジンRD250の改良型を搭載していたと 指摘した。 過去2年以内にロシアを経由して鉄道で北朝鮮に持ち込まれた可能性が高い という。 工場を運営する企業やウクライナ当局は、同国から流出した可能性を否定している。 2017.08.14 Jane's 360 Japan, Ukraine consider military technology partnership <1709-081403> 日本とウクライナが防衛技術での協力関係を構築しようとしている。 このための二国間協議 を進めることは、8月上旬にウクライナを訪問した真部防衛審議官とRusnak第一国防次官の間で合意している。 8月10日には防衛装備庁当局者が、現在可能性につついて検討中であることを認めている。 2017.08.14 Jane's 360 Russia condemns US construction of Ukraine naval command centre near Crimea <1709-081402> ウクライナのメディアが、米海軍第1機動建設大隊(NMCB)の設営 部隊Seabeeが7月25日に、黒海に面したウクライナのOchakivで海軍司令部施設の建設を開始したと報じた。 ドニエプル河口に位置しクリミアから120kmしか離れていないOchakivには現在、ウクライナ海 軍第5艦隊司令部が置かれている。 【Ochakiv の位置 (Google Map)】 これに対しロシアのメディアは危険な行為と非難している。 2017.07.25 Yahoo 毎日新聞記事 「ウクライナ情勢 重火器撤去が最優先 4ヵ国首脳電話協議」 <1708-072506> 親露派武装勢力による実効支配が続くウクライナ東部情勢を巡り、同国とロシア、仲介役の独仏を加えた4ヵ国の首脳 が25日に電話協議を行った。 独政府が公表した共同声明によると、4ヵ国首脳はすべての紛争当事者が停戦協定である「ミンスク合意」を順守し、 重火器の撤去を最優先課題として取り組むことで合意した。 2017.07.19 Jane's Defence Weekly Ukraine reaches for NATO membership, but cautiously <1709-071902> ウクライナのポロシェンコ大統領が7月10日、ストルテンベルグNATO事務総長との会談後の共同記者会見で、NATO加盟 に向けた準備段階であるMAPに参加する交渉を開始すると述べた。 【 NATO HP における MAP の説明】 また大統領は、2020年まで3年をかけて軍の作戦規定(註:SOP)をNATO式に変更 するとも述べた。 2017.07.19 NHKニュース ウクライナ東部の親ロシア派 新国家樹立を一方的に宣言 <1708-071901> ウクライナ東部で親露派の指導者が新しい国家の樹立を一方的に 宣言し、双方の対立は一段と深まると見られる。 国名は帝政ロシア時代にウクライナの呼称だ った「マロロシア」とし、首都はドネツクに置くとしたうえで、独自の憲法を制定する考えを示した。 ウクライナ東部では、2015年2月に政府軍と親露派の間で停戦合意が結ばれましたが、その後も散発的な戦闘が繰り返されているなか、 親露派の指導者ザハル チェンコ氏は18日、ウクライナのポロシェンコ政権は正統性がないとして、クリミア半島を除くウクライナを継承する新しい国家を樹立したと一方的に宣言した。 2017.07.14 Defense News Building readiness: Romanian base gets an overhaul to strengthen NATO forces <1708-071405 ロシアの脅威に対抗してNATOは、米国のERI計画を背景にウクライナを含む東欧における 訓練施設の強化を図っている。 米陸軍予備役及び州兵で構成された第926工兵旅団が、ルーマニア軍、英軍、ポーランド軍と、2016年10月からルーマニアのCincuで行っ ているResolute Castle 2017演習では、訓練施設の改良と工事を通じた練度向上を目指 している。 7月14日時点でこの訓練には342名の米兵と、78名のルーマニア陸軍、148名の英軍兵士が参加していた。 2017.07.05 Jane's Defence Weekly Ukraine reportedly close on deal receive US weapony <1708-070510> 訪米したポロシェンコ大統領の発言などから、トランプ政権はオバマ政権での方針を変更しウクライナに対し防御用 武器の提供を行う模様である。 対象となるのは以下のような内容となる。 ・対砲迫レーダ ・秘匿化された戦術通信機 ・先進対戦車武器 ・ECM装置を搭載したUAV ・Bradley IFV、Humvee、JLTVなどの車両 ・リアルタイムの情報共有 ・訓練支援 ・軍事産業の再建支援 2017.06.28 東京新聞インターネット 欧州に大規模サイバー攻撃 政府、銀行や企業が標的 <1707-062801> タス通信などによると、欧州各国やウクライナ、ロシアで27日に 大規模なサイバ攻撃があり、政府機関や民間企業などで被害が出た。 スイス政府当局は、ロシア、ウクライナ、英国、インドが大きな影響を受けている と述べた。 ウクライナでは政府や銀行、首都キエフ市の市役所などが標的となり、政府の建物ではコンピュータが稼働しなくなったが、同国のグロイスマン首相は「重要な インフラ施設には被害はない」と述べた。 ロイタ通信によると、ウクライナ国家安全保障防衛会議のトゥルチノフ書記は「ウクライナへの攻撃 にはロシアが関与した兆候がある」と述べた。 2017.05.24 Jane's Defence Weekly Motor Sich to receive investment from China <1708-052410> 貿易促進のため中国を訪れていたウクライナの経済発展相が5月15日、同国の航空機エンジンメーカであるMotor Sich社が中国のSkyrizon社から$250Mを受注したことを明らかにした。 その中でCM搭載用の MS400エンジンの中国内での組み立てにも合意している。 Motor Sich社は2016年11月に開かれた殊海航空展に、軍用のAI-222シリーズを含む各種航空機エンジンを出展している。 AI-222シリーズのAI-222-25はL-15練 習機が採用しているほか、中国での生産が開始されるAn-225 Cossack戦略輸送機にも搭載されている。 【 An-225 関連記事:1610-091901 (RC 2016.09.19)】 2017.05.12 Yahoo 毎日新聞記事 「ウクライナ 距離置く米 続く紛争ポロシェンコ政権に衝撃」 <1706-051201> ウクライナのポロシェンコ政権は昨年11月の米大統領選で、友好的だったオバマ前大統領の後継クリントン氏の勝利を期待したが、 ロシアによるクリミアの一方的編入を認める可能性を示唆したトランプ氏が当選した。 ポロシェンコ大統領は選挙後の昨年11月中旬にトランプ氏へ電話し、ロシアの侵略への対抗には米国の支援が重要と強く訴えたが、トランプ政 権はウクライナ情勢と距離を取り続けており、今月10日にトランプ大統領はロシアのラブロフ外相と会談し停戦合意の履行を求めたが、和平に向けた具体的 成果はなかった。 2017.03.22 Jane's Defence Weekly Ukraine announces plans to develop new fighter <1705-032203> ウクライナのポロシェンコ大統領が3月15日に訪問した同国最大のIvchenko社のエンジン工場で、同国固有の 双発多用途戦闘機を開発すると述べた。 開発する戦闘機は外観がMiG-29に似ているものの、搭載品はすべてロシア製と異なり、エンジンはAI-322Fの発展型、電子 機器は西側製かウクライナ製になるという。 【註】 AI-322Fエンジンは超音速練習機や軽攻撃機用にIvchenko社製のターボファンエンジンで、中国のL-15軽攻撃/練習機が搭載している。 【Ivchenko社の HP】 【AI-322F の資料】 2017.01.31 Yahoo ロイタ通信記事 「ウクライナ東部で戦闘激化、政府軍と親ロシア派」 <1702-013103> ウクライナ東部で1月29日から30日にかけて政府軍と親ロシア派の間で戦闘が起き、これ までに兵士計7人が死亡した。 ウクライナ内戦は2015年、ドイツなどの仲介でミンスク和平合意が成立し、停戦が続いていたが、昨年12月中旬に戦闘が 再開され、年を越して激化の様相を呈していた。
インターネット
「ウクライナからエンジン流出か=北朝鮮 ICBM が搭載―米紙」
「ウクライナ情勢 重火器撤去が最優先 4ヵ国首脳電話協議」
「ウクライナ 距離置く米 続く紛争ポロシェンコ政権に衝撃」
「ウクライナ東部で戦闘激化、政府軍と親ロシア派」