2020.11.10
Defense News
Congress makes moves to fund additional terminal-phase missile defense battery
<2012-111008>
FY21国防予算を審議している米議会の上下両院が、8番目のTHAAD中隊親編を承認する方向で動いている。
MDAは10年近く前からTHAAD 9個中隊を要求しているが7個中隊だけが認められ、最後の2個中隊については何年も予算化されていなかった。
2020.05.18
Aviation Week & ST
MDA revives domant concept for Extended-Range THAAD
<2007-051801>
米MDAが、開発から15年近く経つTHAADの射程と射高を2倍にするTHAAD-ERの開発を進めている。 Lockheed Martin社は2006年からTHAAD-ERの開発を進めており、Aerojet社は現在14吋であるTHAADブースタの胴径を21吋にする開発を進めている。 新型ブースタの地上燃焼試験は2022年、THAAD KVを搭載しての飛行試験はFY23に計画されている。
ブースタの径が21吋になることで現在20吋であるキャニスタの変更が必要になり、発射装置も新型になると見られる。
【註】
ブースタの胴径を14吋から21吋にすれば胴径は1.5倍になり、ロケットモータの断面積は2.25倍になるはずで、全長が同じでも薬量即ち推力は2倍になり、射程を2倍にするというのはありうる。
かつてTHAAD-ERはキャニスタと発射機を現在と同じものを使用すると報じられていたが、ミサイルの胴径が1.5倍になり薬量も2倍になればミサイルの重量も当然大幅増になるであろうから、発射装置の作り替えは不可避と思われる。
2020.05.01
Inside Defense
MDA seeks to double range of THAAD interceptor for homeland defense mission
<2006-050101>
米MDAが4月30日、射程を2倍に改良したTHAADを、北朝鮮の脅威に対抗する米本土BMDに採用することを明らかにした。
2020.04
International Defence Review
US Missile Defense Agency requests funding to augment strategic missile defences
<2005-040007>
米MDAがFY21に要求した$1.9Bには、2019年に計画中止となったRKVに代わるNGIに$664.1Mを計上している。 FY21要求と共に提出された5ヵ年計画でNGIは総額$4.9Bとしているが、NGIはFY21で要求の分析と設計などが行われる。
NGIのRfPは2月末に発簡され2020年末までに契約が行われ、2025~2026年に発射試験、2027~2028年配備可能が計画されているが、MDA長官のヒル海軍中将は現在のGMDが2020年代の中頃から後段に陳腐化するとして、その間の補完を検討している。
候補となるのはSM-3 Block ⅡAとTHAADで、FY21に発展型THAADの開発と試験に$139Mを要求している。 SM-3 Block ⅡAは間もなくICBM迎撃試験が行われる計画で、搭載艦を沿岸に配置する案とAegis Ashoreを米本土に配備する案が検討されている。
2020.02.10
Inside Defense
DOD eyes new 'homeland layered' missile defense while developing Next Generation Interceptor
<2003-021011>
米国防総省は北朝鮮からのBM脅威に対し新型迎撃弾 (NGI) で対抗しようとしているが、同時にTHAAD homeland defense capabilityとSM-3 Block ⅡAの多層防衛システム2種類の検討を進めている。