2019.12.17
Inside Defense
Appropriators back plan for a new homeland defense interceptor, mandate independent review
<2001-121705>
米上下両院がFY20国防予算で新型GBI開発に$100M以上を追加し$515Mにした。
次世代GBIであるNGIについて、上院歳出委員会は9月に支援の姿勢を示している。
2019.10.08
Stars & Stripes
Sea-Based X-Band Radar, the 'golf ball,' leaves Pearl Harbor after $24M upgrade
<1911-100806>
米MDAが、ハワイ真珠湾で4ヶ月近い期間と$24Mをかけて改修を行ってきた洋上配備X-bandレーダSBXが改修を終えて出航し任務に戻ると発表した。
SBXのアンテナは45,000個以上の送受信モジュールで構成され、野球ボール大の目標を2,500哩で捕捉できるという。
2019.10
Internationsl Defence Review
US DoD terminates RKV homeland missile defence upgrade
<1912-100006>
米国防総省が8月22日、GMDのGBIに搭載する次世代EKVとなるRKV計画の中止を発表した。
RKVの開発は2018年初めにBoeing社が6年間$6.56Bで受注していたが、MDAはFY20予算に従来のEKVより信頼性の高いKVの開発費を$412M要求している。
2019.09.18
Inside Defense
MDA moving 'rapidly' toward new contract for next-gen interceptor after RKV failure
<1910-091807>
米MDAが計画中止になったRKVに代わるNGI計画を急いでおり、RKVの計画中止直後の8月に発簡したRfP素案に引き続き、最終版のRfPを発簡しようとしている。
2019.08.21
Defense News
Pentagon terminates program for redesigned kill vehicle, preps for new competition
<1909-082106>
米国防総省が8月21日、現在64基配備されているGMDのGBIが搭載しているEKVに代わるRKV開発について、技術的な問題から計画を中止する決定を行った。
RKVの開発はBoeing社の下請けとしてRaytheon社が実施してきた。
2019.08.13
Inside Defensw
Pentagon tech chief soon to decide on new path for missile defense kill vehicle development
<1909-081301>
米MDAが進めているGBIが搭載する改良型EKVであるRKVがコスト上昇と技術的問題から今年初めに中断されたのを受け、米国防総省で科学技術を担当しているグリフィン次官が5月にBoeing社に対しRKV開発作業を中止するよう命じていた。
これについて国防総省は近く、RKVの今後をどうするかの決定を行う。
2019.07.29
Aviation Week & ST
Congress seeks answers on Redesigned Kill Vehicle
<1909-072907>
米MDAがGMDのGBIが搭載しているEKVに代わるRKVの開発を停止している。 RKVは2018年に最終設計審査 (CDR) を終える計画であったがMDAはFY20要求でこれを2年間延期した。 国防総省によると延期の理由は技術的な問題であるという。
2018年に発覚した最大の問題はRKVの性能に関わる問題で、原因は民生品の既存技術を採用したことや、SM-3 Block ⅡA部品の再利用と見られている。
2019.06.12
Inside Defense
Senate bill seeks options on expanding GBI fleet in Alaska to 100 interceptors
<1907-061207>
米MDAがGMDのGBIを44基から64基に増強する計画が遅延しているなか、議会上院ではアラスカに配備するGBIを100基にまで増強する法案が提案されようとしている。
2019.06.06
Stars & Stripes
Raytheon's flawed missile-defense warhead faulted by congressional watchdog
<1907-060604>
2017年5月にRaytheon社に$1Bで発注したGMDの新型EKVであるRKVは、計画が2年遅延しているもののいまだに成功していない。 米会計検査院 (GAO) は計画は更に$600Mかかると指摘している。
GAOによればRKV計画は、設計、システム管理、品質、生産に問題があり、特にRaytheon社が民生品や海軍の迎撃弾に使用した中古部品を使用していることに問題があるとしている。
2019.05.28
Defense News
Pentagon hits pause on redesign of critical homeland missile defense component
<1906-052809>
米BMDのGMDで現在使用されているEKVの後継となるRKVは、2018年に完了するはずであった最終設計審査 (CDR) が2年延期されていたが、国防総省で研究開発を担当するグリフィン次官補が5月24日にBoeing社に対し、RKVに関する作業の停止命令を行った。
RKVに就いてはFY20で$412.4Mが要求されている。
2019.05
International Defence Review
US Ground Midcourse Defense missiles score first salvo intercept, MDA says
<1906-050006>
米MDAが3月25日、GMDの連射による迎撃試験FTG-11を実施した。 試験では一発目のGBIであるGBI-Leadの発射50秒後に発射された二発目のGBI-TrailがGBI-Leadが迎撃に成功したことを確認し、他の目標が残っていないと判定すると別の脅威に向かった。
GBI-LeadはCE-Ⅱ Block Ⅰ EKVを搭載し、GBI-TrailはCE-Ⅱ EKVを搭載していた。 当初CE-Ⅰ EKVを積む計画であったが、CE-Ⅰ EKVは2013年7月の迎撃試験失敗以来試験に使用されていないので今回は採用されなかった。 CE-Ⅰ EKVは20発程度が配備されていると見られる。
今回の試験では第100ミサイル防衛旅団(註:州兵)と第49ミサイル防衛大隊(註:州兵)が発射を担当した。
2019.04.03
Jane's Defence Weekly
First GMD missile defence system salvo test hits target
<1905-040308>
米MDAが3月25日、GBI 2発の斉射による迎撃試験FTG-11を行い成功した。 ICBMを模した標的は7,500km以上遠方のマーシャル諸島Kwajalein環礁から打ち上げられ、GBIはVandenberg AFBから発射された。
先に発射されたGBI-Lead弾は標的を撃墜し、GBI-Lead発射の50秒に発射されたGBI-Trail弾は目標とデブリを捜索し目標が破壊されたことを確認すると、最も脅威の高い別の目標に向かった。
2019.04.03
Inside Defense
MDA still working to identify full scope of RKV delay
<1905-040304>
米MDAがこの夏にも、2年程度計画の遅れているGMDの改良型弾頭RKVを、開発期間を延長するか計画を縮小するかの決断をする。
2019.03.29
Inside Defense
MDA relegates next-gen kill vehicle projects to back burner
<1904-032907>
米MDAがFY20要求で、昨年は5年間で$1.4Bかけるとしていた2件の計画、CKVとMOKVの開発経費を要求しなかった。
2019.03.25
MDA HP
Homeland Missile Defense System Successfully Intercepts ICBM Target
<1904-032507>
米MDA、JFCC IMD、北方軍、空軍第30/50/460宇宙航空団が3月25日、ICBMを模した標的に対する初めての斉射試験に成功した。 標的は4,000哩以上離れたマーシャル諸島共和国のKwajalein環礁にあるReagan Test Siteから発射され、これに対して2発 (GBI-Lead、GBI-Trail) のGBIがVandenberg AFBから発射された。
この間標的は陸海及び宇宙のセンサで補足追随しC2BMCシステムに送られた。
標的は計画通りにGBI-Leadにより破壊されたため、GBI-Trailは破片などを判別し、この他にRVがないと判断すると他の目標の追随破壊ができる状態になった。
【註】
JFCC IMDは2005年1月に編成された米戦略軍 (USSTRATCOM) 隷下の統合司令部でミサイル防衛を任務としている。 現在の司令官は陸軍SMDC司令官ディッキンソン陸軍中将が兼務している。
2019.03.12
Inside Defense
MDA delays RKV, eyes 80s-era space-based laser in FY-20 request
<1904-031217>
米MDAのFY20予算要求は$9.4Bで、FY19の$10.5Bから削減された。
この結果、試作開始段階にあったRKVの開発は2年遅れることになった。
2019.01.24
Inside Defense
Greaves bullish on F-35's missile defense role
<1902-012409>
米MDA長官が1月23日、F-35のセンサと迎撃弾発射能力がミサイル防衛に使えるかの試験を既に2回実施しているとした上で、更に試験を実施することを明らかにした。
MDAはミサイル防衛に、F-35が搭載している分散配置型センサDASを活用することを考えている模様である。