2019年の SMD に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2019.12.30 Inside Defense House relents; SM-3 Block IIA test against ICBM cleared for 2020 <2001-123005>
 米MDAがFY20にSM-3 Block ⅡAによるICBM迎撃試験を実施する計画を立てている。
 この試験は北朝鮮から米本土に飛来するICBMに対し第二層を構成しようとするもので、FY20
NDAA$53.8Mが計上されている。
2019.10.04 Inside Defense Raytheon confident SM-3 Block IIA can intercept ICBM warheads <1911-100403>
 Raytheon社副社長が、日本と共同開発しているSM-3 Block ⅡAのMRBMやIRBMの迎撃能力に自信を示すと共に、元々の要求性能を超えてICBMも撃墜できると述べた。
2019.10.02 Inside Defense Raytheon exec: Initial production decision for SM-3 Block IIA 'imminent' <1911-100213>
 Raytheon社によると、米国防総省が間もなく、SM-3 Block ⅡAを開発段階から量産段階に移行させ、$450M以上の量産契約を行う模様である。
2019.09.04 Jane's Defence Weekly US approves pootential $3.29 bulluin sale of SM-3 Block ⅡA missiles to Japan <1910-090412>
 米国防安全保障協力局 (
DSCA) が8月27日、総額$3.29BにのぼるSM-3 Block ⅡA (RIM-161D) 73発対日売却を国務省が承認したと発表した。
 この契約にはMk 29キャニスタ10基と、関連支援業務も含まれている。
2019.06.03 Inside Defense Lawmakers like proposal for scaled-down SPY-6 on DDG-51 Flight IIAs <>1907-060308>
 米議会下院軍事委員会の小委員会が、DDG-51 FlightⅢ搭載用のSPY-6レーダを小型化してDDG-51 FlightⅡAが搭載しているSY-1と換装する海軍の提案を強く支持している。
【註】
 今後DDG-51 FlightⅡAがSM-3 Block ⅡAを装備するようになれば、SPY-6を搭載した方がその性能を十分に発揮できると思われる。
 ただSYP-6ではSPY-1が行ってきた低空域も捜索する機能を切り離して、新たに搭載するX-bandのSPQ-9Bレーダに任せているので、SPY-1をSPY-6に換装する場合にはBM対処能力を下げてもSPY-6に低空域捜索能力を持たせるのか、SPY-6と合わせてSPQ-9Bを搭載するかの選択が必要になる。
2019.03.20 NHK 日米共同開発ミサイル ICBM 迎撃実験へ 北朝鮮念頭に <1904-032004>
 日米が共同で開発を進めているSM-3 Block ⅡAはこれまでIRBMを想定した迎撃試験を繰り返してきたが、米国防総省が19日に、このミサイルの開発段階では想定していなかったICBMの迎撃が可能かどうかを検証する試験を2020年に行うことを明らかにした。