2020年の Aegis Ashore に関する報道

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要             旨
2020.07.22 Defense News INDOPACOM head wants Aegis Ashore in Guam by 2026 <2008-072207>
 米インド太平洋軍司令官のダビットソン海軍大将が7月21日、グアムにAegis Ashore2026年までに配備するHomeland Defense System Guam計画が最優先事業であると述べた。 グアムに配備されるAegis AshoreはBaseline 10システムで、既に配備されているTHAADと連携して360゚のBMD戦闘を行うという。
 ダビットソン大将は4月に議会で2021~2026年に$20Bを要求すると述べている。
【註】
 現在建造中の次世代Aegis駆逐艦Arleigh Burke級Flight Ⅲに装備されるAegis Baseline 10では、レーダが現在装備されているSPY-1DではなくGaN素子を採用した強力なSPY-6になる。
 360゚と強調しているのは、THAADのレーダが一面で一方向固定であるのに対しAegis Ashoreでは四面で360゚監視可能であるためである。
2020.07.22 共同通信

(Yahoo)

米、グアムに地上イージス配備 軍司令官、中国に対抗 <2008-072203>
 米インド太平洋軍司令官のデービッドソン大将が21日、中国のミサイルに対抗してグアムにAegis Ashoreを配備したいとの考えを示した。
 デービッドソン大将はAegis Ashoreの技術は既に出来上がっており、2026年までに配備が可能としたうえで、グアムに配備済みのTHAADよりも幅広く対応できるとの見方を示した。
2020.04.22 NHK 日米共同開発の新型迎撃ミサイル 北朝鮮念頭に初実験へ 米高官 <2005-042207>
 米国防総省でBMDを担当するスーファー次官補代理が21日、われわれは北朝鮮がICBMで米本土を攻撃する技術的能力があると見て、日米で共同開発しているSM-3 Block ⅡAで北朝鮮からのICBM攻撃を想定した迎撃試験を今年の夏に行うことを明らかにした。
 国防総省は昨年発表したBMD戦略の中で、ICBM迎撃のためにGMDに加え海SM-3 Block ⅡAも投入する方針を打ち出していて、米本土防衛の強化を図る構えである。
2020.04 International Defence Review US Missile Defense Agency requests funding to augment strategic missile defences <2005-040007>
 米MDAがFY21に要求した$1.9Bには、2019年に計画中止となった
RKVに代わるNGIに$664.1Mを計上している。 FY21要求と共に提出された5ヵ年計画でNGIは総額$4.9Bとしているが、NGIはFY21で要求の分析と設計などが行われる。
 NGIのRfP2月末に発簡され2020年末までに契約が行われ、2025~2026年に発射試験2027~2028年配備可能が計画されているが、MDA長官のヒル海軍中将は現在のGMDが2020年代の中頃から後段に陳腐化するとして、その間の補完を検討している。
 候補となるのはSM-3 Block ⅡAとTHAADで、FY21に発展型THAADの開発と試験に$139Mを要求している。 SM-3 Block ⅡAは間もなくICBM迎撃試験が行われる計画で、搭載艦を沿岸に配置する案とAegis Ashoreを米本土に配備する案が検討されている。
2020.02.10 Inside Defense DOD eyes new 'homeland layered' missile defense while developing Next Generation Interceptor <2003-021011>
 米国防総省は北朝鮮からのBM脅威に対し新型迎撃弾 (
NGI) で対抗しようとしているが、同時にTHAAD homeland defense capabilitySM-3 Block ⅡA多層防衛システム2種類の検討を進めている。